台湾“影視”研究所というからには“あの映画に出ていたあの俳優のその後”は、大いに気になるもの。『九月に降る風』で仲間に濡れ衣を着せられてしまう少年を演じたモーディー(邱翊橙, Modi)のホットな今を、なんと日本で見ることができた。実兄ワンヅ(王子)らと3人組アイドルグループ「JPM」を結成。日本盤デビューのことは以前にも紹介したが、この2月19日(日)、東京・SHIBUYA-AXで「はじめましてJPMです! -MINI LIVE & FAN MEETING-」と題したイベントを開催し、多くのファンの前でパフォーマンスを繰り広げた。
当日披露したのはデビュー盤からの5曲。アルバムタイトル曲である「Moonwalk」をはじめテクノポップを基調としたダンスミュージックの印象が強い。バックダンサー2人を従えてメンバー3人がセンターをかわるがわるとりながらフォーメーションで魅せる。バラード曲の「君がいるから(因為有你)」はワンヅが作詞を担当したことがプラスに働いているようで、穏やかで優しく、彼らのファンへの想いが込められているようなあたたかみを感じさせる。「Never Give Up」は、これもテクノ系だが、サビのテンポのよい掛け合いが心地よい。
リーダー格は、ジェイ(Jay)で最年長の25歳。日本語での自己紹介をじつに自然な発音・イントネーションでこなす。本人はそんなにできないと言うが、日本語が大好きで、日本人の友人からコーチを受けたらしい。
いちばん人気といわれるワンヅ(22歳)は、ジャケットの内ポケットだのブーツの中だのあちこちに隠したカンペを見ながらのカタコト日本語がオチャメ。
モーディー(21歳)は、兄に負けじと投げキス付きで客席に向かい「アイシテル」。すかさず「Copy!(マネっ子!)」と突っ込むワンヅにひるむことなく「Yes,copy.(うん、そうだよ)」と素直に認めるところが兄弟の仲の良さの証明だろうか。
ジェイとワンヅのコンビネーションもなかなかで、同じアイドル育成番組「模范棒棒堂」の一期生同士で長い付き合いになるせいか、トークの絡みもバッチリ。好みの女性についての質問に「ワンヅを好きな子が好き」とワンヅが言えば、「ワンヅにメロメロな子を奪いたい」と挑戦状を突きつけるジェイ。そこに「ワンヅなんか目に入らないという子が好き」と割り込むモーディー。3人ともまだ日本語にハンデがあるが、バラエティ番組などでもっと生のトークをみたい、という気にさせる。ファンミーティング中、突如起こった地震に会場中がざわめくとジェイが地面を押さえつけるポーズでファンをなだめ、3人そろってア・カペラでAKB48の「ヘビー・ローテーション」を披露と優しさもサービス精神も旺盛だ。
「(できれば)日本にロングステイして、いろいろなジャンルに挑戦したい。いつか日本でコンサートを開きたい」(ジェイ)、「(ドラマ化されるなら)日本で『テニスの王子様』のドラマに出たい」(モーディー)、「日本語曲を歌ってみたい」(ワンヅ)といずれも日本独自の活動に期待を寄せているようす。
台湾の男性アイドルグループは新旧交代の時期に差しかかっている。いち早く日本のメジャーレーベルからデビューとなったJPMの今後に注目したい。
【ミニライブ・セットリスト】
- Moonwalk
- 君がいるから(因為有你)
- Never Give Up
- ありきたりな美しさ(平凡的美麗)
- 雪の中の薔薇じゃない(那不是雪中紅)
【日本デビューアルバム】
JPM「MOONWALK / 月球漫歩」
初回生産限定盤(CD+DVD):SICP3364-53,200円(税込)
通常盤(CD):SICP3366 2,800円(税込)
発売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
【JPM日本公式ファンクラブ】
http://www.aziosc.com/jpm/
